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お宮参りの正装純白の産着

産着 真和 » ニュース

AERA(アエラ)に掲載!(女優山口智子様ご推薦)

週刊AERA(アエラ 2010年2月22日号)で

山口智子さんの連載「掛けたくなる軸」に、取り上げていただきました。

 

掛けたくなる軸 四十一回   山口智子

産着/製作 内田勝己

花嫁御陵(ごりょう)の纏う(まとう)純白の内掛けにはちゃんと意味がある。
お嫁入りして子宝に恵まれたら、
産着に作り替えて赤ちゃんに着せてあげるのだ。

虫が付きにくい白い正絹に、
すくすくと丈夫に育つ麻の葉にあやかった模様を施す。
霊魂を護る(まもる)要とされる背中には、
魔物が入り込まないようにと「背守り」を糸で縫いつける。

初めて袖のあるものを着せる「袖通し」や、
命名を祝う「お七夜」に産着を着せて、子どもの健やかな成長を祈る。
平安貴族による「歩行初め(あるきぞめ)」は、生後20日を過ぎた頃、
吉祥の方角に住む知人を訪ねる習わしで、
今の宮参りに引き継がれている。
子どもに「お捨て」や「拾い」と名づけ、家の子ではないと見せかけて
悪霊の目を欺く作戦もあったという。

その昔、やっと世に生まれでた命ははかなく、
無事成長することは奇跡のように稀有なことであった。
家族が一丸となり真剣に心をかけて、
忍び寄る魔を気合で蹴散らし新しい命を守ってきた。

一針一針、
一日一日、
元気に幸せにと願う「気」が満ちるところに、
未来への扉が開かれる。