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無事成長の家族の願いを産着に現す 現代に蘇る日本伝統の産着

第八回 東京の伝統的工芸品 チャレンジ大賞 受賞作品 真和の産着

白絹の産着はお宮参りの正装です

「お宮参り」とは、土地の守り神である「産土神(うぶすなかみ)」に、赤ちゃんが無事に誕生したことを報告し、健やかな成長を祈ってお参りする行事です。

現代は、赤ちゃんに羽織らす祝い着(掛け着)ばかりに目が行きがちですが、本来は、祝い着の下に白絹の着物(産着)を着せ、お参りの際や御祈祷を受ける際には、白絹の産着姿を神様にお見せします。
「真和の産着」は、あまり見ることのできなくなった白絹の産着を現代に再現したものです。

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産着とは

イメージ:白絹

白絹

産着に使用する白生地には、虫が付かないことにあやかり、赤ちゃんが無事に育つことを願い、純白の正絹が使われています。

赤ちゃんの敏感な肌にも大変優しい素材です。
真和の産着は安心の国産正絹を用いています。

イメージ:背紋(背守り紋)

背紋(背守り紋)

背中は霊魂の守りの要で、着物の背縫いによって身を守ると信じられていました。しかし、身幅を一幅の生地で仕立てた産着には、「背縫い」がありません。
そこで、背後から魔物が入り込まないよう糸で縫い魔除けとした印が「背守り」です。

イメージ:麻の葉の文様

麻の葉の文様

古来、「産着」には、麻の葉模様が多く使われています。
麻の成長の早さと丈夫さにあやかり、丈夫に育って欲しいという願いが込められています。

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一針一針に無事成長の願いを込めて

私共親子(勝己、勝三)が常に心がけている事は、全ての子供を大事に育てたいという事です。
そこで私共は、永年父勝己の代より仕事としております事を通して少しでも子供たちの健全な成長に寄与したく、純白の産着を仕立てました。

生れ来る赤ちゃんに、御家族皆様の優しいお気持ちと将来への夢を込めて「産着」で包んであげること。
それは御家族皆様の気持ち「気」で赤ちゃんを包んであげることになるのだと考えます。

真和 代表 内田勝三
「真和の産着」の産みの親 内田勝己 大正八年生まれ。今なお現役職人。皇室や著名歌舞伎役者などの着物もお仕立てしていた昭和の名匠 内田勝三 父勝己と共に真和の産着を考案。産着に込められた伝統の技と心を次代に伝え遺す事を使命をする二代目
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新作 紲麻葉(きずなあさは)

京丹後の縮緬工房の協力で誕生した真和オリジナルの白絹地

日本のきもの文化の技と心を遺し伝えたい職人魂

赤ちゃんの輝かしい未来を願うご家族の想い

継ぎの世に継げる想いの詰まった産着に紲麻葉と名付けました

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